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医師・栄養士がすすめる宅配サービスとは

ある日突然腎臓病と診断され、「たんぱく質は○○g、塩分は○g以内を厳守!」と言われてしまったら…。毎日食事を作っている方でも、栄養のバランスは考えたことがあっても具体的な量を把握している方なんてほとんどいないはず。

私は専業主婦で勉強する時間があるとはいえ、医師からの指示を初めから完璧にこなすのは至難の業です。共働きともなれば、手料理での実現はほぼ不可能に近いのではないでしょうか。

宅配食で無理のない治療生活を

そこで、病院が勧めているのが「腎臓病食の宅配サービス」。

調理済み(当然ながら栄養分量はばっちり実現)の食事一式が家に届くので、ご飯のときにレンジでチンするだけでOKの手軽さが一番の魅力。これなら、なかなか世話が出来ない共働きの家庭でも、家族と遠く離れて暮らしていても大丈夫。 

また塩分を控えなければならない関係上、家庭で作るとどうしても物足りなさ過ぎる味になってしまいがちですが、宅配食は味のこともしっかり考えて作られているので、美味しく食べられます。料理のバリエーションも豊かで、会社によって毎日日替わりだったり、十数種類のお弁当のバリエーションを用意していたりと飽きが来ないようしっかり工夫されています。

共働きや住んでいる距離が遠い、などの「完全に宅配にお任せ」というケースなら、朝食・昼食(さらに間食がある場合も)・夕食を提供してくれるコースがオススメ。また、午後から働くパートの主婦なら朝と昼は家庭で作り「夕食だけ宅配」にしたり、完全専業主婦の場合は、おかずに困ったときに助けてくれる「お惣菜だけ宅配」なんてプランもありますよ。

気になる料金と利用時の注意点

心理的負担も軽くなり、食材もバランスよくたっぷり摂取できる宅配サービスですが、やはり気になるのは料金ですよね。宅配業者はいくつかありますが、大体800円前後、といったところが平均値。会社勤めの方のランチ1回分といったところでしょうか?これを1日3回食べると、1ヶ月約72,000円。確かにちょっとお値段が気になりますが、精神的な負担、何よりも腎臓病の家族のことを考えると安いものかもしれません。費用が気になる場合は、おかずだけにする、夕食だけにするなどの方法を取ってみましょう。

このような宅配サービスは手軽でよいのですが、「腎臓病食」と明確に表記されているものは少なく、大抵のものは「減塩食」「低たんぱく食」などの曖昧な表記をしているのです。カタログなどにはそれらの食事に含まれる塩分量、たんぱく質量などがしっかりと記載されていますので、注文する側が摂取量をきちんと把握して注文しなければなりません。

何を利用するにしても、食事療法に関する知識はきちんと身につけておく必要があるんですよ。

注意点をしっかり踏まえておけば、宅配サービスはとても便利で患者家族の負担をかなり軽減するもの。自分のライフスタイルに合わせて上手に利用していきましょう。

 
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